≪紀行文≫ |
|
|
〜〜〜天候運に恵まれた山行でした〜〜〜 |
今年の夏は天気が不安定だ。8月10日に予定していた至仏山だが直前に台風が3つも発生した。二つは日本から離れてくれたが一つがどうも日本に上陸するようだった。でも我々の出発する前に熱帯低気圧になるようで、そうすればその規模も小さくなり、台風の去った後の景色のすばらしさを期待できるだろうと思っていた。ところが熱帯低気圧に変わっても、その勢いは逆に大きくなり、至仏山は防風の山になる予報となった。
企画部のTさんの有料気象サイトの情報もあり、みんなには迷惑をかけるが前日の夕方に急遽翌日に延期を決めた。
お盆前の日程と突然の変更で39名の予定がキャンセル待ちも含めて24名での山行となった。変更に応じてくれたバス会社に感謝すると同時に都合が悪く参加できないメンバーに申し訳ない気持ちだった。
翌日はたまたま好天気が直前に予想されたが、その前の日までは悪天候の予報だった。そして我々の登った翌日からはしばらく雨の予報で、実に運のいい日に恵まれた至仏山登山だった。
新潟を出たバスは小雨の中、新潟から天気のいい群馬に入った。
鳩待峠の駐車場に着くと登山の準備をしてもらって3分ほど歩いた鳩待峠休憩所でトイレ休憩をして登山口から登りだす。
しばらくはゆるやかな土の道、ブナの森、クマザサが道の両脇にギッシリと、やがて木の階段、木道が交互に現れる。もう少しゆっくりと歩いてと要望がありスピードを緩める。 |
|
|
鳩待峠至仏山笠ヶ岳登山口 |
|
穏やかなブナ林の中を歩く |
快適な木道歩き |
道は左側に大きく迂回し、前方左側に上州武尊山が大きく見える。やがて道は右側に迂回し尾瀬ヶ原が見えてくる。
景色のいいところは時々休憩をとり、燧ケ岳、会津駒ケ岳など説明する。
やがてオヤマ沢田代を通過、7月にはワタスゲの満開がみることができるが、8月中旬はたいして花はない。 |
|
|
|
オヤマ沢 |
オヤマ沢田代 |
開放感のある登山道を小至仏山へ |
やがて笠ヶ岳への分岐を過ぎて小至山への登り、滑りやすい蛇紋岩の登りだ。ゆっくりでいいから慎重にと。この日は天気が良く、心配していたほど滑らない。
初めての人はそこが山頂だと勘違いするが、小至仏の山頂から、本山の山頂が雄大な姿を現す。「えっ、まだあんなにあるの。」でも大丈夫、青空の下、周りの景色を見ながらルンルンと登れば山頂まではすぐですよと。しかしみんな蛇紋岩には手こずり、小至山から本山山頂までは1時間弱かかった
|
|
|
|
小至仏山へ岩場歩きに代わる |
蛇紋岩の登り |
段差が急な場所 |
|
|
|
小至仏への登り |
小至仏山 山頂 |
小至仏山頂から見た本山 |
|
|
|
山頂はまだかと小休憩 |
ようやく山頂見えた |
山頂へもう一息 |
意外に山頂には風がなかった。40分ほどのランチタイムを取り、景色を堪能、この日は実によく周りの山がはっきりと見えた。景鶴山から平ヶ岳、巻機山と越後三山は少し雲がかかっていたが、反対側には日光白根山もはっきりとその姿を確認できた。
|
|
至仏山山頂 2,228m. |
至仏山山頂から尾瀬ヶ原 燧ケ岳 |
|
|
1班と2班 |
3班と4班 |
帰りは蛇紋岩をより慎重に足を運び、時間はかかったが、青空の下、涼しい風を肌に浴びながら、そう夏だというのにほとんど水分補給なしでみんな歩いたのではないかと。 |
|
|
至仏からの下り |
|
|
テラスベンチで休憩 |
オヤマ沢田代を歩く |
|
木の階段も木道も滑りにくいように工夫がされていて歩きやすい。
鳩待峠に着き、トイレ休憩、アイスクリームを食べるメンバーも、バスに乗り一路新潟に戻った。
晴れればどんな山でも思い出は沢山できます。
参加の皆様、またどこかの山でお会いしましょう。 |
|
≪今回出逢えた花々≫ |
|
鳩待峠に到着 |
|
|
|
|
|
|
|